2022年2月15日火曜日

2月14日(月)[シアター上野]

新井見枝香(2)
箱館エリィ(1-2)
水咲カレン(1-2)
黒井ひとみ(1-2)
宇佐美なつ(1-2)


空いてるというほどでもないが、まあ座れた。

席はYさんのお隣で、合間に喋りつつ。ほんと、人は話すといろいろな感想が出てきて面白い...



『アブダクション』。こんな劇場ではもう期待できんだろ、となかば捨て鉢に諦めてた今週にも関わらず、さすがのパフォーマンスでした。狭いステージを感じさせない大きい踊り。あ、音量も上がっていた。

M4からの蛍光色のドレスがチープな「シアター上野」のピンクのネオンサインとぴったりきてて、この瞬間を撮ったステージ写真ほしい...と幾度も思った。前回は全くそんなことを感じなかったのに。よいライブパフォーマンスは、パフォーマンスする肉体だけでなく、肉体がある空間全体へと知覚を拡張させる。見える景色が変わったり、聞こえる音が澄んだり、そうした広がりを持ち出す。

宇佐美さんは、何だかわからんけど今めっちゃ楽しいというゾーンのようなものに入っているのが分かりやすく、観客はその楽しさに同期して感応の度合いを増す。しかも、その楽しさはハイからロウまで上下の振り幅を大きく持っていて、必ずしも笑顔を見せないときにも、明らかな充実感を放っている。そうした充実の満ち引きが「よい」ステージにはある。



先日パフォーマーの友人とやりとりしていて、彼はいまベテランの芸から学ぶ時期にきていると話していた。自分も確かにそういう時期があったし、むしろそういう時期のほうが長かった。若さを使ってステージを燃やすようにするのでなく、凪いだ海面に立つ弱い波の起こりに忘れがたい瞬間があるような、微妙なニュアンスに憧れがあった。

そこから紆余曲折あって、さらに見聞も広がった結果、こうして自分より若い人たちのステージや振る舞いを通して刺激を受ける時期に入っている。また芸への還元だけでなく、もっと大きく、生きるありかたまで変化を被っている。



Yさんとあれこれ感想話しつつ、『ユキちゃん』は他の演目より踊りの手数が少ないけどどうですかとふられて、あ、とりあえずかわいいですよねと返したらかすかに苦笑された。そういうレベルの感想も全然ありますので...!

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