広瀬あいみ(1-2)
友坂麗(1-2)
ののか(-)
麻倉ゆあ(-)
天瀬めるか(-)
原美織(-)
ふとTwitterを見たら友坂さんが「夕鶴」を出すとのことで、悩んだ末そこだけ観に行くことに。ほかは切羽詰まっている同人誌の作業に充てる。こんな日に限ってひどい雨。
1回目は「結証」。中国風の衣装をまとった友坂さんが横笛を構え、傘が脇に立てかけられている盆始まり。この画が信じられないほど決まっている。M1かなり長く踊っていて、尋常なストリップの時間感覚からすこし外れる。衣装替えのとき、下手に置いた傘の後ろに立って背中を向けて最初の衣装を脱ぐのだが、ストンと体から落ちる服にあっという声が出そうになる。友坂さんではしばしばあることだが、木の枝に積もった雪が重みに耐えかねて地面に落ちていくようなニュアンスで服が脱がれることがある。
ベットはある意味ではいつもどおりだが、こちらが慣れているだけで至芸のひとこと。そして、貴人のような姿の着衣からすべて脱ぎ去ったラスト、その堂々たる姿に裸体への恥じらいを持つ者を窘めるような気高さが溢れる。
2回目「夕鶴」。評判高く期待があったが、M1からあれ、という違和感があり、しかしベット入りすれば...と考えても違和感拭えず、まさか友坂さんでこんなことが...と思うのだが、最後までいっこうにチューニング合わずじまいに終わった。夏場でも見たことがないほど汗をかいている友坂さんのパフォーマンスに瑕瑾があったとは思えず、どこか「浅草っぽい演目だ」と感じたところにノれずじまいだった理由があるかもしれない。しかし、あまり深入りせず、再見のときまで判断は先送りしておく。
舞台中央奥に据えられた屏風と羽がメインのギミック。両手に持った羽を屏風の向こうに処理するとき、風を受けた羽が突如としてスローモーショーンで落ちていく。この"遅さ"の現れは、屏風のおかげですぐに羽の姿を隠し、本当に一瞬しか視認できない。ただ、その落ち行く間が、ポーズを切るときと同等の間のようでもあって、ひじょうに忘れがたい。
広瀬あいみさんの1回目の演目が良かった。ほんとうに端正でお手本のような進行。大きい羽根扇子が頭と終わりでしっかり視覚的に効果高く扱われて、鮮やかだった。