御幸奈々(2-3)
白雪(2-3)
MINAMI(2)
萩尾のばら(1-4)
中条彩乃(1-3)
宇佐美なつ(1-4)
ここまでずっと盛況だったこの週、いきなりしんみりした場内で一日バラし進行の定時終わり。まったりもそれはそれで。
御幸奈々さん。ポーズの「形」の話をしたあとだけど、御幸さんのポーズは「形」への整形が過程のうちにほとんど含まれておらず、ジャストでただちに完成型を見せてくれる。形への成り行きがポーズのひとつの見どころと思っていたけれど、この精度でポーズを切られると、それだけで感動がある。
のばらさん今週2本目の新作『dokidoki』。『JOY』よりずっと展開の多い演目で、ストレートな楽しさではないものの各部に見どころを作ってくれる。
その他の演目でも目立つ、のばらさん固有の手の使い方がこの演目ではより顕著。演目の一貫性を手の主題が繋いでいくようでもある。自分を隠すような手のひらを内に向けた形と、マイムで壁を作るときのような手のひらを外に向ける動きとが好対照。
オナベが演目の中〜後半部に取り入れられていて、そのままポーズベットに移らず衣装替えがあるのだが、シーン終わりの視線を客席に振ったままの暗転がシャープで印象に残る。
また、この演目のポーズは一拍でニュアンスなく決めるのだけれど、先述の手の動きのシルキーな感触と対を成しているよう。
宇佐美さん『アブダクション』。すっかり楽しめるようになった。
ということで、頭で感じていたポーズベットのすごさを、体感的に味わうことができるようになった。一発目のポーズ(とあるお姐さんから教わったものということを伺った)は、むちゃくちゃな快楽の波に溺れているようで、その感じているさまを介してこちらもエロい気分になってしまう。なにより、ポーズを切りながら曲を熱唱するようにしているさまが最高。
歪んだギターが暴れまわるサイケデリックな曲で、おなじみの三点ブリッジやスワンが『アンビバレント』以来のものすごくヘヴィな質感でもって切られていく。そこからラスト、立ちシャチ(ようやく名前を訊いた)の導入がぴょんと軽いジャンプを伴った入りで、重みの連鎖を心地よくここに裏切っていく。ひとつひとつのポーズの効果を最大限に引き出していくような流れ。
『アンビバレント』。初日だけうまく入り込めなった以外、ずっとベスト級のパフォーマンスがなされている。しかもこの日は20人を下回るまったりした場内だというのに、なに手加減することなく最後までハイテンションで演じきっていて、ほんとうに背筋が伸びる思い。
『ナイトクルーズ』。かぶりが空いてしまうくらい人がいないので、久々に座ったら得るものあるだろうかと色気が出て上手の盆横についたら、失敗...やはり表情や空間の余白がとれないとちょっとうまく楽しめないかもしれない。せっかく会心の出来だったようなので余計に。
途中から半ば諦めて体だけ見て楽しませてもらうことにした。それはそれで...なんかこの日は比較的エロい目で見ていた。欲求不満?
人は少ないが知り合いは何人かいた。それぞれが一日中「帰りたくないなあ...」「疲れた...」というのを一生言ってた。みんながんばって。
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