玉(1)
石原さゆみ(1-4)
音羽うた(1)
夢乃うさぎ(1-2)
宇佐美なつ(1-4)
日に日に増してゆく客の数。並び列に着く時間を早めても意味なく、下手最後方の椅子へ。待機列で、スト初遠征になった渡邉千尋さんと話し込む。
1.「アンビバレント」
2.「量産型と呼ばないで」
3.「ナイトクルーズ」
4.「positive」
1回目から爆上がり。全体見下ろすポジションも悪くないというか、初日に感じた本舞台 - 盆の分離感増し、ベッド入りで「来たー!」という感じになる。
この演目でのポーズの切り方には、他の演目よりずっとタメの効いた「持ち上がる」ような動きがあって、けれどそのニュアンスはとても微妙なので、毎回確実に発動しているわけでもない。かなり力強い動きなので、見るたびに宇佐美さんにはどこか不似合いな泥臭さが感じられるのだけど、そこがまた演目の要でもあるようにみえる。しがらみを全部ぶっ飛ばすみたいな勢いが、場内を巻き込んでお約束ではない手拍子の高まりを招いてる。
「量産型〜」は、ミカドから一回もパフォーマンスにブレがなく、常に安定して演じられてるのがおもしろい。自分はゆらぎのほうを面白みとして取りがちではあるし、品質管理と安定供給に向けられた「テクニック」なんてどうでもいいとさえ思ってしまうこともある。けれども、この演目で要求されている表現の振り幅を破綻なく演じられているのは、紛れもなく高い技術の問題だと感じるし、これは宇佐美さんに限らないことでもあるが、踊り子さんになぜかあってしまう嫌味のなさが、その技術と技術に支えられた演目を素直に受け取らせてくれる。
これは本当に不思議なことだけれど、どうして踊り子さんたちはあんなに芸にいやらしさがないのだろう、あるいは、普通の芸が行われる場で、しばしば卓越にいやらしさが纏わりつくのはなぜなのだろう、とよく思う。
...この日、東京からの常連さんが集まり、ことの流れでめずらしく酔っ払ってへらへらしながら「positive」を見てしまう。武藤さんが会心の出来だったと話していたけど、残念ながら掴めず。。
言い訳というかなんというか、自分としてはこんなに酔っ払ってもいいかなと思えるのはわりと画期的で、そして結構酒にも弱い方でもないのに、ひたすらゲラゲラ笑いっぱなしで皆でポラを撮ってふざけたりしたのも、特別な時間だった。終演しても笑いっぱなしで、武藤さんとアーケードをさまよってようやく腰と頭を落ち着けて2時過ぎまで喋りあったのも、いい夜としか言いようがない。こんな特別に見える夜が、わりと頻繁におきる下半期。
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