2021年10月2日土曜日

10月2日(土) [A級小倉劇場]

栗鳥巣(1-4)
宇佐美なつ(1-4)
松本なな(1,3)
山口桃華(1,3)
中条彩乃(1-3)

 

昨晩、大回りして宿に帰るとうっかりソープ街に行き当たった。朝にあらためて周囲を散策してみるとそれなりの規模感。「船場」という地名があったりと、往時というか歴史が偲ばれる。劇場周辺も歓楽街の香り濃く、そうした労働者や商人などが行き交う土地でもあったのだろう。そもそも門司港が近い。

 宇佐美さん。1回目「positive」いよいよ本領発揮といった感あり。昨日も書いていたけれど、最近は何か、ほんとうにその瞬間しかないような特別な表情があって、これがあると、何度見た演目であっても、その度ごとに演目の最も核にあるようなものがむきだしになって迫ってくるような新鮮さを感じる。それはたぶん、宇佐美さんがこの演目に対していつまでも新鮮な感覚を失っていないからなのだと思う。

 松本ななさん3回目のパンダの演目。ラストの選曲は、イントロが流れ出したとたんに会場の全員がピンとくるような有名な楽曲だが、しかしこれこんなにいい曲だったのかという塗替えがあった。

 今日は劇場に常連さんや遠征組が目立つ。ロビーで談笑する人たちが固まっている。このようすに、自分の仕事場の光景を思い出してしまう。パフォーマーを介して、さまざまな人たちが集い、関係するきっかけにもなって、「場」が作られていく。
それはべつに必ずしも良いことだけでもなく、人間関係のうっとうしい部分や、ステージを楽しむという意味ではノイズになることもある要素もあるということ。ただ、そうした夾雑物が入り込むのが本来の「場」だろう。

 そんなことを感じながらひとり劇場にいると、すこしものさみしい気分になってしまう。この1年半、ほとんどそうした場を作るファクターに関われていない自分はなんなのだろうと少し落ち込む。もちろん、自分の力を越えた出来事なのだから、どうしようもないのだが、奇跡的にそうした変わらない場所が維持されている劇場に、ときどき引け目を感じる瞬間があってしまった。 

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