京はるな(1)
蜜マリア(1)
くるる(1)
友坂麗(1)
数年ぶりの京都それ自体にアガってしまう。最高の街...もともと仙台でお店を営まれていて、京都へ移転されていた菓子店にもようやく行くことができた。ブラウニーのように濃厚なチョコレートクッキーを買う。そして、以前どこかでたまたま見かけてチェックしていた精肉店のビーフジャーキーもあわせてお土産に買う。彩りのかけらもない。
DX東寺は住宅街の中にいきなり現れる。居住まいの異様さは随一。場内噂通り広い舞台・高い天井。ふつうの劇場であればそこまでのサイズではないのだが、いつもの「劇場」の狭さに慣れると広大にすら見える。
京はるなさん。先日の渋谷でも見た「サキュバス」。演目が始まると、なかなかの音量で音が流れる、のはいいが、ハイがきつくて耳が少し痛い。ローカットしまくりも残念だけど、たっぷりした音のデカさはうれしい。
照明効果は抜群。高い位置から入るブルーのかっこよさ。渋谷でのそれとはまた違ったドラマチックな見栄えで、もちろんパフォーマンスもあいまって「ストリップ見てるな〜!」という素朴な満足感に浸れた。
くるるさんも渋谷以来だが、今回の演目はそうとう素晴らしかった。某三人組アイドル曲縛りのキラキラした演目かと思いきや、盆入りからの夢幻的なオナベにぞくぞくさせられる。何より、楽曲がまさかのオルゴールバージョンで、あんなどうしようもない音楽がこれほどパフォーマンスにマッチする可能性を少しも考えたことがなかったので、衝撃的でもある。フレーズがクレッシェンドしていくところと、それに応じるように手の動きがわずかに早まるようにみえるエロさ。いや、むしろ手の動きに応じて音のほうが高まっていくというふうにすらみえる凄さ。
曲が移っても、安易にポーズを切ったりせず、夢うつつの官能を残しながらゆらゆらと身悶えが続く。180°の縦開脚から続いてうつぶせにグラインドして髪を振り上げる動きを反復。ポーズらしいポーズはラストのL一回だけ。最高だった。
友坂麗さん。出てきたときから緋色の衣装が決まりまくっている。わずかに見える両手と両足の素肌が意味不明なまでに輝く。手の揺らぎが起きるだけで、なぜか早々に泣いてしまい、感情の動きとほとんど無関係にボロボロ泣き続けてしまう。M2冒頭の目潰しのバックライトがつくるシルエットが格好良すぎて卒倒しかける。ベットでは、一枚の緋色の布にくるまっているところからスタート、ゆっくり身を動かしていくと、布が崩れ去るように床へ落ちていく。あの布の動き...ポロ、ポロと少しずつ剥がれるようでもあるし、羽化のようでもあるし、友坂さんの体から落ちる布は、いつも踊っている。
東寺の盆は回らないのに、友坂さんの踊りの密度が高すぎて、不在の円運動が錯覚されてしまう。意志とは無関係に何かが、視覚では捉えきれない海流のようなスケールで空間を巡っている。
それにしても、ラストの選曲、あれほど人口に膾炙した、なんだったら少しギャグっぽくすら響いてしまうポジティブさが、ごくごくベタにストレートに響いてしまうことへ、何度でも驚いてしまう。
くるるさんのときもそうだけど、ストリップは音楽の聴き直しが本当に何度も起きてしまう。
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